本日は、地震、大津波警報を想定した避難訓練・防災教育を行いました。
2011年3月に発生した東日本大震災を岩手県釜石市で体験をした先生から話を聞きました。
・避難の3原則
①想定にとらわれるな
→ハザードマップはあくまでパターンの一つとして考えること。
釜石市の事例→避難訓練で避難場所としていた防災センターに津波が押し寄せたくさんの人が犠牲となった。
②最善を尽くせ
→自分が出せる最善を尽くして一生懸命逃げること
災害で死んでしまった人のほとんどは、本当は逃げられたのに逃げられなかった人
③率先避難者たれ
→一番に自分の命を守り、周りを巻き込んで逃げることで、助けられる人から助ける人になること
釜石市の事例
・釜石の軌跡→防災教育を受けていた中学生が自らの選択で近くの小学校の小学生とともに逃げ、多くの人の命を救った。
・奇跡の裏では→災害に関心がなく避難が遅れた人たちのために避難を呼びかけ続けた町内会の人や自主防災組織の方々が犠牲となった。
このことからみなさんは何をおもいましたか?
私たちの身の回りには災害というものがすぐそばにいる存在であり、いつ起こるかはわかりません。ですが災害が起こったときにどう行動をすべきか、日々の生活から考えるべきだと思います。津波などの災害がきて、今すぐに高いところへ避難しなければいけないとき、迷いなく走らなければ、自分の命を、他人の命も救えません 。
震災から10年が経とうとしています。震災の経験や話を聞いてみて、災害について関心を持ち、災害について考え、減災するには何ができるかこの機会を通して深く考えてみてはいかがですか?